門松と算命学

暮らしの中の算命学

みなさんのお宅ではどんなお正月飾りをしますか?
門松、しめ縄、鏡餅・・・

本日は『正月に門松を立てるのはなぜか?』
を算命学の説明とともに紹介します。
今まで説明してきた算命学の内容の復習になると思います。

お正月は春で、木気の季節、色は青でしたね?
覚えてますか?

青龍(青)
西白虎(白)
朱雀(赤)
玄武(黒)
中央騰蛇(黄)土用

忘れてしまった方はこちらの記事をもう一度読んでみてください。

お正月にふさわしい飾り物として松が選ばれている理由は、
松は一年中変わることのない常緑樹で、
木気、春、青色を象徴するものが松だからと言われています。
陰陽五行論で、日本の伝統的行事が説明できましたね。

また、方角にも関係しているようです。

春の木と書いて、『椿(つばき)』、
冬の木と書いて、『柊(ひいらぎ)』

松の古字は、

八白の木と読むことができるそうです。

八白とは、九星で使われる言葉で、
北より15度東、東より15度北、北と東の間の60度の方角をさしています。

つまり干支で表すと、丑寅の方角なのです。
丑寅の方角は、何て呼ばれているか覚えていますか?

『鬼門』でしたよね?
なぜ、鬼門でしたっけ?

忘れてしまった方かこちらの記事を読んでみてくださいね。

丑寅の方角は、
生死の境目、季節の変わり目、一年の境目、一日の終わりと始まりで
常に物事の変化の象徴のときを表しています。

変化を象徴する丑寅の方角を表す松ですが、
実際には一年中変化をしない常緑樹です。
そこに古代日本人の正月に対する迎え方の思いが反映されていると言われています。

奥が深いですね。

このお話の出典は「カミナリさまはなぜヘソをねらうのか 吉野 裕子 著」

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