五節句と算命学 ④

暮らしの中の算命学

はしらの き~~ずは おととしの~~~ ご~がつ いつか~の せいくーーらーーべーー

端午の節句は、お花の名前をとって「菖蒲の節句」とも言われていますね。
男の子の成長を願う節句として、
こいのぼりをあげたり、
兜、鎧、武者人形などを飾って祝いますが、

この歌の続き

ち~ま~き たべた~べ にいさんが~♪

ということで、
端午の節句を祝うときに食する「チマキ」を取り上げます。

『なぜ端午の節句にチマキを食べるのか?』

ちまき

①端午とは、その名の通り「午」の月。
午月→火性

②チマキ、柏餅は、いずれもその皮に草木の葉を用いられている。
草木の葉=植物→木性(寅)

③形状は三角あたは円錐型で、先端がとがっている。
炎の形→火性(午)

④主原料は粉、その味は甘い。
甘未→土性(戌)

※味も五行に分類され、五味と言われる。

酸味
苦味
甘未土用
辛味
鹹味

①~④の干支を全て結ぶと

三合火局です。
火は、人間の祖です。
(詳しくは「五節句と算命学③」を参照にしてください。)

そんな火を象徴するものを口にし、子供の健やかな成長を祈る風習、
こんなところにも陰陽五行論が隠れています。

このお話の出典は「カミナリさまはなぜヘソをねらうのか 吉野 裕子 著」

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