跡取りの命式とは ①

サンプル鑑定

ある老舗企業の社長(7、8代目くらい)の命式です。倒産寸前のような企業です。

老舗企業社長 男性 59歳 寅卯天中殺 日居中殺

425140
龍高星天禄星
調舒星石門星貫索星
天恍星石門星天将星

宿命の特徴

●宿命二中殺(生年中殺、生月中殺)
●生日中殺
●互換中殺

この上記3つの特徴からもこの方が跡取りではないことはおわかりでしょう。
陽占でも北に龍高星がありますので親と縁が薄いということが宿命通りです。
天将星もありますから親剋型です。

この方は、お父様を若い頃に亡くされており、今は病弱なお母様と二人で生活をしています。
ご結婚経験なしでお子様はいません。
きょうだいは、姉二人で、上のお姉さまは結婚されており、二人の息子がいますが、遠方に住んでいます。下のお姉さまはご結婚経験なしでお子様はいません。跡を継ぐなら上のお姉さまの息子様になるのでしょうが、お二人の息子様はその気がないようだと聞いています。

この老舗企業は、現社長が跡を継いだことで衰退、廃業が決まったようなものです。
現社長がこの家系にいる限り、お父様、お母様の運を弱めていきます。お父様が若くして亡くなられ、お母様が病弱なのものそのためです。この社長は無表情で能面みたいな顔をしていました。繁栄を極めた老舗企業の跡を継いで、最初は華やかな生活だったけれどもどんどん衰退していき、今後の先行きも不透明な状況で、そして自身は独身で後継ぎもなく、病弱な母親の面倒を看ながらの生活では、能面のような顔になっていったのもわかる気がします。この社長が宿命通りであるなら、跡を継ぎたいと思ったことはないはずです。老舗企業の一人息子に生まれ、そのしがらみの中でずっと生きて来られたのではないかと推察します。

病弱なお母さんが亡くなられたなら、何百年と続いた会社を畳むのではないかと思いますが、代々続いた老舗企業です。廃業するときは一族でどのような対応になるのでしょうか。

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