サンプル鑑定【何度も結婚を繰り返す夫婦】

サンプル鑑定

今回の鑑定は40代のご夫婦です。
結婚、離婚、再婚を繰り返したのち現在に至るそうなのですが、お互いの関係がしっくりいかず、互いの不満をぶつけあう日々。どのように関係を築いていけばよいのかというご相談です。

夫 智之さん(仮名) 1975年7月11日 45歳 子丑天中殺

552052
牽牛星天恍星
石門星玉堂星牽牛星
天将星司禄星天堂星
西暦干支西方中央東方
11976壬午-天中殺(変剋律)禄存星中殺支合
111986辛巳-天中殺(変剋律)調舒星中殺///
211996庚辰-天中殺現象 鳳閣星中殺//干合/害
312006己卯-天中殺現象 石門星中殺半会/
412016戊寅大半会干合/
512026丁丑-天中殺 玉堂星中殺天剋地沖/刑/
612036丙子-天中殺 龍高星中殺
712046乙亥-天中殺(日座中殺)牽牛星中殺/半会大半会
812056甲戌-天中殺(日座中殺)車騎星中殺半会刑/破支合

宿命中殺・異常干支・三業干支なし
金質(鳳閣・調舒星)なし
殺印相生格一点破格(癸)
身強
帰星:石門星
才能占技:北天運(才能星:石門星)
八門法-白虎型
叉財局
総エネルギー:220
排気量:9.00(理想:7.33)
車幅:63(平均50)
スピード:0.29(平均0.23)

妻 裕美さん(仮名) 1973年10月8日 46歳 申酉天中殺

145950
車騎星天庫星
車騎星禄存星車騎星
天庫星牽牛星天印星
西暦干支西方中央東方
101983癸亥///
201993甲子支合/支合
302003乙丑洩天地比洩天地比
402013丙寅/半会/
502023丁卯/干合/支合/
602033戊辰天剋地沖干合/破
702043己巳半会/半会
802053庚午半会

宿命中殺、異常干支なし
三業干支あり(徳政の業)
木質(玉堂・龍高星)なし
地支土性一気格
干合支刑格
墓殺格
みなし八相局官局
法官局
才能占技:南天運
八門法-白虎型
身中
総エネルギー:257
排気量:5.33(理想:8.57)
車幅:78
スピード:0.3

共通干支は智之さんの月柱「癸未」と裕美さんの年柱「癸丑」との納音、裕美さんの日柱「丁丑」との天剋地沖。
宿命干合により智之さんの月柱が変化し「丁未」となり、裕美さんの日柱「丁丑」と納音。
智之さんの月柱がらみでご縁ができています。
智之さんの家系、社会が裕美さんの仕事、裕美さん自身とシーソー、止める形になります。
止める縁は運勢が良くないときは、それ以上悪くならないようにしてくれますが、
若かりし頃の出会いであれば、これからの発展性が必要になりますので、ここまで停止が重なるご縁ですと、通常は良いご縁とは言い難く、晩年でお互いの人生が出来上がっている状態での出会いの場合ですと、悪いご縁ではありません。

まず、結論から申し上げますと、お互いにそれぞれの結婚運はよくありませんが、お互いがその宿命を消化するために一緒にいるご縁のように感じました。
裕美さんと、智之さんのそれぞれの宿命をみながら、その意味を説明します。
<裕美さん>
①干合支刑格
②男性を表す星が多い
③夫星と偏夫星の透干
④東と西の星が同星
⑤2つの天庫星
裕美さんの浮気により離婚するも、忘れかけた頃に裕美さんが戻り、再婚。
そしてまた裕美さんが浮気をし、離婚、戻ってきては再婚という形を繰り返されているとのことでしたが、裕美さんは命式に「干合支刑格」というものを持っています。
異性に溺れて異性トラブルを抱える格です。
さらに裕美さんの命式には、正夫(壬)が一人と、偏夫(癸)と呼ばれるものも複数あり、異性だらけの命式となっています。しかも正夫と偏夫(愛人)は透干しています。
陽占の東と西は同じ星の車騎星になっており、恋人として認識した人はイコールで結婚相手になりやすいのです。
命式の天庫星2つは離婚等で家庭がガラッと変わるという意味もあり、元々結婚、離婚を繰り返したり、異性トラブルを抱えやすい命式です。
ですので、今までの裕美さんの行動は、算命学の観点から言いますと、命式通りなのですが改善策はありますので、後からご説明します。


次に智之さんの結婚運をみてみましょう。
<智之さん>
①殺印相生格一点破格(癸)
破格の守護神「癸」が:司禄星(家庭・正妻)
②命式の「癸」水が弱い

智之さんの命式は良くも悪くも配偶者、家庭がキーワードになる命式となっています。
智之さんは殺印相生格一点破格(癸)というものを持っています。名誉に恵まれる命式です。
一点破格ですので、この格を成立させるためには破れている一つの部分の「癸」水を使って完全にしなければいけません。
智之さんの「戊」土にとって「癸」水は、配偶者です。
つまりこの配偶者はそもそも壊れているのです。
その壊れている、問題のある人を支えることで智之さんの命式は完全になり、名誉に恵まれるとなります。
「癸」水は陽占でみると、司禄星となり正妻だけでなく、家庭の意味にもなります。
つまり家庭も壊れています。
問題を抱えた妻、壊れた家庭、月干は子供の場所でもありますので、子供も問題を抱えている可能性があります。
そこを支え、建て直し、完全にすることで智之さんの宿命は稼働します。

それと智之さんの命式の中の「癸」水は水源の金質がなく、剋される土質(支合して火質になると蒸発します)と吸い尽くされる木質に囲まれ、非常に弱い状態です。
智之さんとご結婚される配偶者は、辛い結婚生活を強いられそうなことがここから読み取れます。

陽占は司禄星→牽牛星→玉堂星→石門星と循環し、家庭星の司禄星から始まり、帰星の石門星の場所は西方の家庭です。
家庭に執着しやすい流れになっています。
西方の石門星は「家庭破り」とも言われ、帰星の場所といえでも、執着しながらも壊してしまいやすいです。

このようにお互いに結婚運に問題を抱えているため、誰と結婚しても不満がでてしまいます。
これを知っておくだけでも、今のご自分の結婚、家庭に対する意識が変わるのではないでしょうか?

では、これから互いの命式の改善策とこれからの今後のお二人の生き方への提案をさせていただきます。
裕美さんは結婚離婚を繰り返していますので、命式の男性多寡は消化しています。
干合支刑格の改善策は、外の世界にでなければ男性と知り合うこともないわけですから、キャリアウーマン的に生きないことです。
専業主婦として生きることは、官局(働き者)をもちエネルギーが257と高い裕美さんには辛いと思いますので、在宅ワークなどで仕事をし、ご主人の影、裏方になって生きることが良いと思います。
お二人の関係に納音もありますので、シーソーの形をとってみます。
納音とは180度違うところにいる人ということでもあります。
智之さんが外で活躍すると、180度違うところ、裏に裕美さんがいる状態になります。
干合支刑格の改善策に使えるご縁です。

お子さんは引きこもりだと伺いましたが、破格現象がでていますね。
破格の月干は子供、社会の場所です。
社会貢献、特に水(癸)に関するボランティアや寄付をし、破格の消化をしてください。
「癸」水の人物である奥様は、問題を抱えている方ですので、このまま支えてあげてください。
奥様や家庭に支えてもらうことを求めないように心がけてください。
天将星をもつ智之さんですから、人の荷物も背負って生きれる器の大きい方です。
晩年にかけては人の上に立つことも可能な宿命ですので、苦労を大いに引き受け、スケールの大きい生き方をなさってください。
このご縁は、お互いの宿命を消化するために引き合ったものだと思いました。
お二方とも八門法の白虎型です。
褒められると運勢は伸びませんから、お互いの批判をエネルギーとして切磋琢磨してください。

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