サンプル鑑定【別れた夫と復縁したい】

サンプル鑑定

今回の鑑定は30歳の女性です。
2年前に離婚されたそうなのですが、元ご主人が未だに忘れられず、復縁をしたいとのご相談でした。

日菜子さん(仮名) 1990年4月26日 30歳 子丑天中殺

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石門星天胡星
貫索星玉堂星車騎星
天禄星石門星天庫星

                                                                       

                                               

西暦干支西方中央東方
71997己卯対沖
172007戊寅//半会
272017丁丑-天中殺(車騎星中殺)半会
372027丙子-天中殺(牽牛星中殺)干合破半会天剋地沖
472037乙亥-準天中殺(禄存星中殺)/干合干合
572047甲戌-準天中殺(司禄星中殺)天剋地沖半会
672057癸酉洩天地比/刑支合/

結婚:2015年(乙未)7月(癸未)
離婚:2018年(戊戌)

日菜子さんの結婚運を見てみましょう。
辛と干合するのは火性の「丙」ですが、命式にはありませんので、
陰陽違いの「丁」が配偶者になります。
命式中に「丁」の偏夫が一人、年支の中にあります。
このタイプの方は、常にときめいて、恋をしていたい恋愛体質です。
恋愛をすることが目的で、結婚を意識するわけではありませんので、
結婚へとは発展しにくいタイプです。
叶わぬ恋でも強気でトライし、かなりの年上や妻子のある人を追いかけることもあります。
(実際に日菜子さんの元ご主人は10歳年上で、当時恋人がいたそうです。)
好みのタイプは、頑固で男らしくがっちりした体格で、信念があり、生き方やこだわりなど環境を重んじる独立独歩な人です。
日菜子さんは結婚することにこだわりはないタイプの方ですので、
恋愛を楽しむ生き方の方が宿命的には自然かと思います。


大運の流れをみていきますと、27歳から40年間、パートナー中殺や家庭・愛情中殺になっています。
女性が恋愛や結婚を望む時期にこの流れはだいぶキツイですね。
ご結婚された時期は大運天中殺に入る前でしたが接運時期でした。
2015年は大運が年支半会、年運が年支支合でしたので、年支に偏夫がいることから、
結婚へ前進したい気持ちが強かったのでしょう。

次に元ご主人の命式を見ていきます。
光太郎さん(仮名)1980年5月16日 40歳 午未天中殺(生日中殺有)

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調舒星天恍星
鳳閣星調舒星司禄星
天庫星鳳閣星天将星



                                                                                             

西暦干支西方中央東方
71987壬午-天中殺(司禄星中殺)//
171997癸未-天中殺(禄存星中殺)天剋地沖//
272007甲申-天中殺現象(牽牛星中殺)干合支合/刑/
372017乙酉-天中殺現象(車騎星中殺)半会半会干合
472027丙戌-変剋律干合/
572037丁亥-変剋律/天剋地沖
672047戊子-変剋律支合/半会
772057己丑律音半会/


お二人には共通干支があり、ご縁が強いです。
日菜子さんの日干「辛酉」と光太郎さんの月柱「辛巳」は大半会。
日菜子さんの月柱「庚辰」と光太郎さんの年柱「庚申」が大半会。
日柱が絡む大半会は、出会ってから急速に関係が深まり、勢いがあります。
スピード婚も納得です。
ご縁は強いのですが、陽占でみますと、共通する星がひとつもありませんので、
精神性は分かり合えず、また宇宙盤(夫-青、妻-ピンク)をみますと、
行動領域に重なりがありません。
ご縁が強いにも関わらず、精神性に共通項がなく、行動領域も重ならないとなると、
非常に辛い関係となりそうです。
こういうご縁の場合、結婚生活を維持するなら、すれ違い婚のようなそれぞれが我が道を歩みながら、時々顔を合わせるような型にはまらない生活スタイルが良いと思います。
光太郎さんの命式には、そもそもパートナー(木性の甲・乙)がありませんので、
本来は結婚にこだわりはなかったと思われます。
大運で配偶者「甲」がまわり、年運2014年(甲午)「甲」で日菜子さんと知り合い、
干合していたため、結婚したい気持ちが高まったと思われます。
(光太郎さんには当時別の恋人がいたとのことで、日菜子さんとのお付き合いで二重干合成立)
ご結婚時期は、光太郎さんの天中殺年(2015年乙未)、天中殺月(7月癸未)でした。
大運(天中殺移動条件により3・4旬目も天中殺)も含めると、全てが天中殺時期でした。
そして、光太郎さんの日柱「己丑」からみると、2015年(乙未)7月(癸未)は西方天剋地沖でもあります。
天中殺かつ家庭の方角の西方天剋地沖(最大散法)の時期でのご結婚というのは、
非常に言いにくいのですが、別れるべきしてご結婚をされたという感じが否めません。
2018年に光太郎さんに新たな好きな人が出来たため離婚されたとのことですが、
大運「乙酉」、年運「戊戌」は、光太郎さんにとっては、地支が全て合法になります。
巳酉丑の三合金局、申酉戌の方合金局。
散法で結婚すると、合法で離婚しやすいと言われますが、
地支が金局ですから攻撃的、改革的前進の時期で、光太郎さんは新たな道へ進むことを選ばれたのでしょう。
ちなみに2018年は日菜子さんの西方(家庭)は、現実がまとまらない、裏切りの「害」周りでした。

日菜子さんは元ご主人に今でも未練があり、復縁を望んでいらしゃるようですが、
それは2015年「乙未」、日菜子さんの年干と月干の「庚」と年運の「乙」が干合しており、
また、パートナーがいる年支「午(丁)」も支合「未」、半会(大運「寅」)していたため、
特に忘れられない人となっているのだと思います。
(算命学では「一生忘れられない人」という占技があります。)
このような時期の恋愛・結婚は成就しないと、一生心に残るのですが、
時期が悪かったと受けとめて、新たな人生を歩んでいただきたいと思います。
ご結婚も元ご主人の天中殺期や散法であり、
この時期でなければもう少し状況が変わった可能性はあります。
本当に時期が悪かったとした言いようがありません。
日菜子さんは自由恋愛を楽しむ生き方が自然です。
現代の結婚観に囚われず、宿命通りに生きてみてください。

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