もう~~~い~~くつね~~~~る~~~~と~~
お・しょう・お~~~~・が~~~つ~~~~~
何回、歌うねんっ!
と突っ込みが入りそうですが、
正月気分の幸風ですっ
だから・・・ まだ早いっちゅうねん!
昨日は、少し早く、正月にちなんだ話題をモチーフに
算命学のお話をしてきましたが・・・・
本日も引き続き、お正月にちなんだ話題にて
第二弾を参ります
若水(わかみず)
という言葉をご存知でしょうか?
新年に初めて汲む水のことで、
正月の準備をする『年男』が元旦の早朝に、
なるべく遠くのところに水を汲みに行く重要な儀式のことを
『若水迎え』もしくは『若水汲み』と言うそうです。
このとき途中で人と言葉を交わしてはいけないそうで、
持ち帰ったお水を年神様にお供えし、
その後、雑煮を煮たり、お茶を淹れるのに使うのだとか。
お正月にこの若水を使って淹れたお茶は、
『大福茶(おおぶくちゃ)』と呼ばれ、
健康長寿、無病息災を願って飲む縁起物なのだそうです。
話は少し反れますが、
京都の寺町二条に本店を構える
日本茶の老舗『一保堂茶舗』さんには、
この季節に『大福茶』の茶葉が売られていますよ!
先日試飲しましたが、玄米が入っている玄米茶なのに、
玄米臭さがなく、まろやかで美味しい緑薫る日本茶でした!!
若水を汲みに行くときは、井戸や湧き水のある場所に汲みに行くのだそうですが、
現在は井戸はありませんし、衛生上も問題がありますよね。
ただ京都は、地下水が豊富にありまして、
水が湧くところが沢山あり、お水を汲めるところが多数あります。
伏見は酒蔵があり、その水で日本酒を作っていますので、
あちこちに水が湧いており、汲みに行けます!
幸風のオススメは、『御香宮神社(ごこうのみやじんじゃ』の御香水(ごこうすい)!
日本名水百選にも選ばれていますが、まろやかで美味しい。
是非、お試しください。
さて、ここからが算命学のお勉強です。
『なぜ、お正月に若水を汲むのでしょうか?』
昨日もお話ししましたが、
新年は、2月、寅月。
寅は五行になおすと、木性です。
新年の木気に感謝をするとともに、
木気を生み出してくれる親にもまた敬意を表し、水を汲むのだそうです。
木を生み出すものは、
相生相剋論でいうと、何でしたか?
水生木(すいしょうもく)
水は木を生みますので、
木の親は、水になります。
木性の春の季節に若水を汲んで、「水」にも感謝をし、
一年の邪気を祓い、その年の安穏を祈るというのが、
『若水迎え』の本当の意味だそうです。
陰陽五行論、相生相剋論、
日本人の文化・風習に深く根付いていますね。
ここで、算命学のおさらい
この宇宙にある万物は、五つの構成要素に分類されます。
(五行論)
五つの気のエネルギーは以下
木
火
土
金
水
木火土金水(もっかどごんすい)と読みます。
1.木は燃えて火を生み、
木生火(もくしょうか)
2.火は燃えて灰は土に還る
火生土(かしょうど)
3.土を掘って金を得る
土生金(どしょうきん)
4.金属の表面に水が生じ
金生水(きんしょうすい)
5.水は木を育てる
水生木(すいしょうもく)
今日は、この水生木(すいしょうもく)を
私たちの日常にある風習から説明しました。
このお話の出典は「カミナリさまはなぜヘソをねらうのか 吉野 裕子 著」