算命学では、節分が終わりますと年が明けます。
2025年は2月3日から新年です。今年は「乙巳」の年です。
乙というのは草花を表しています。
巳というのは蛇ですが、季節は初夏です。
「乙巳」は夏の草花です。
昨年は「甲辰」、晩春の樹木でした。昨年から引き続き「乙巳」というのを考えてみますと、
乙というのは、晩春の寒さに耐え偲び、草木の芽が頭を出したものの、外気の寒さに抵抗できず、真っすぐ伸びることができない状態です。
また巳というのは、冬の冬眠から目覚め、うねうねと地上に這い出して新しい生活を送る様を表しています。
二つを合わせると「乙巳」といいますのは、外力があってもそれに負けず、信念を貫き、新しい改革創造を進めていくという意味になります。
昨年の終わりごろから、フジテレビの問題、いわゆる悪しき旧体制の慣習に対する社会問題が大きく取り沙汰されました。令和の時代にそぐわない内容にただただ驚くばかりでした。今年、マスメディア界に大きな改革のメスが入れられることでしょう。
森本問題では、財務省の文書不開示が違法との判決がでるなど、世の中は改革の風が吹いてきました。
生活面では、日本人の食に対する問題です。昨年8月に巨大地震注意喚起がなされたことによる米備蓄を発端に令和の米騒動となっているこの状況は、米が日本人の主食であることから、非常に大きな問題であると考えます。米の値段が今や以前の2倍にも跳ね上がっています。
政府がやっと備蓄米の放出を決め、米の価格の安定化を図る方向に舵を取り始めましたが、そもそも日本人の食糧問題は待ったなしの状態です。主食の米騒動をきっかけに国民も食問題に関して関心をもち、乙は草花でもあり、食料、野菜という意味もありますから、日本の食糧問題を改革していく意識が芽生える年になるのではないでしょうか。
改革の芽が、踏まれても踏まれても負けることなく、伸びていく一年になりますように・・・