散法-害について②

算命学解説

前回は主に害が現れる体の部位を列記しましたが、今回は現象を説明していきます。命式や後天運で害が成立していて、体に病気として出てこないときは現象として消化しています。

害を方向分類すると、上記の図になります。

北方の害子未の害物事のまとめが悪いという現象になって現れます。もしくは北は親、目上、上司の場所ですので、これらの人物がらみで悩むという現象も現れます。
東方の害寅巳の害東は物事のスタート、未来の場所です。東方が害になるということは物事のスタート時、何か新しいことを始めようとすると病気になるという意味があります。
もしくは仕事がらみで不安になったり、兄弟、友人、母親との関係で悩むなどです。
南方の害丑午の害稼いでも損失の多い仕事ぶりになるという現象が現れます。もしくは南は子供、目下、部下の場所ですのでこられの人物がらみで悩む現象となって現れます。
西方の害亥申の害配偶者、家庭がらみで心配したり、悩む現象として出てきたり、予期せぬことで財を浪費するという現象がでてきます。例えば無駄な財の浪費や騙されてお金を失うなどです。そして西は蓄積、結果の場所でもあるため、蓄積したもの(お金、疲労)などで病む、今までの結果が出るときに病むという現象としても現れます。
中央の害卯辰の害中央の場所は現実、家系の場所です。これらに絡んだことで悩みやすくなる、ずれが生じるという現象となって現れます。
天軸の害戌酉の害天頂は精神の場所です。心の在り方などで悩みやすくなります。

害は直接的な邪魔が入ることを意味していますので、まとまろうとしているのに邪魔が入ってまとまりません。ではどのように対処していけば良いのでしょうか?次回はその対処法について説明します。

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