2024年甲辰と日本の命式

算命学解説

算命学的には2月4日の立春から新年が始まります。今年は「甲辰」年。

甲辰は『常緑の木』と言われ、陽の木質である甲=樹木が、温暖な土質の辰にしっかり根付いている干支です。常緑とは一年を通して青々としている樹木で松の木などが挙げられます。

正月の門松に、そしてお祝いごとに使われる松ですので、松の木は神木の一種です。今年の気の流れは、大地にしっかり根付いた神木ですので、落ち着いたムードになるのではないかと思います。

日本の命式を創喜塾では、サンフランシスコ講和条約が締結され、施行された1952年4月28日としています。

その命式が以下です。

寅卯天中殺

この命式をみてお分かりのように、今年(甲辰)は、日本は日柱、月柱ともに律音になっています。後天運での律音は新たな方向への転換点という意味があります。日本は解決が難しい問題が山積みですが、新しい発想で改革していくチャンスの時期です。

そして命式には辰が3つあり、後天運で年運が辰が廻り、辰が4つになります。この時期に決めたことを最後までやり通すという意味になります。

また年柱は洩天地比となっています。社会から認められ評価されます。

大運は2歳運で接運となっています。8旬目に入るところで、今年の4月28日から壬子に切り替わります。

年運大運日柱月柱年柱

五柱でみると上記になります。非常に特徴的です。大運と年柱は大半会です。そして日柱、月柱は大運と子辰の半会。地支が全て合法です。かなり勢いが強く出ますね。前進力が強くなっており、空中分解の危険があります。大運の干支の天干の壬(大海)も水、地支の子も水。ということで、多すぎる水質は、大地に根を張っているはずの甲(樹木)を流してしまいそうです。水質を剋すのは、土質ですが、ここでは土質は使えません。なぜなら多い土質は木質を埋めてしまうからです。改善手段は「水質を洩らすこと」になります。水質を洩らす、つまり水生木で、木質を使うことになります。木質の甲(貫索星)、乙(石門星)で、人と助け合いながらも自立して生きていく、そのような心を持つことが改善策となります。水辺に根を張って立つ松林のようなイメージですね。

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