アベノマスクと司禄星

算命学解説

コロナが蔓延しはじめたのは、2020年の春でした。
あの時は世界も日本も得体のしれない新しいウィルスにパニックになっており、どのような対応をしてよいかわからず、日本では『緊急事態宣言』なるものが発動され、世界大戦でも起こったかのような感覚になったのは私だけではないはずです。

感染対策に消毒薬、マスクが有効とのことで庶民は一斉に買い占め行動に走り、マスクに関して言えば中国が輸出を控えたこともあり、マスク不足が加速し、間に転売屋さんが入ることにより価格が高騰しました。その状態を少しでも解決する方法として、当時首相をしていた阿部晋三さんが取った政策が『アベノマスク』と言われるものです。

使い捨ての不織布マスクは材料が手に入らないことが大きな要因で、結果、配布されることとなったマスクは洗って何度も使える布マスク。国民には1住所あたり2枚配布されました。

このマスクは国民にかなり不評でした。理由はサイズが小さすぎて大人には使いにくかったためです。アベノマスクが配布された後、市場にマスクが出回りはじめ、アベノマスクは需要なくなったこともあり『世紀の愚策』とまで揶揄されました。

1住所あたり2枚という国民に向けのものとは別に『施設用向けマスク』というものもあり(内容は同じものです)、現在、施設用に用意していたアベノマスクの在庫が8000枚余っており、6億円という膨大な管理費に税金が使われ、「無駄遣いであり、廃棄すべき」との声があがりました。ですが「再利用したい」という声もあがったことにより、配布希望者を募り配布されることとなりました。

SNSではこの布マスクの再利用法があがっており、ガーゼ素材のため赤ちゃんのお口拭きであったり、湯船で利用したり、野菜の保存用に利用したり、お掃除用の雑巾にしたり、と実に家庭的で堅実な利用法が紹介されていました。

「捨てるなんてもったいない!使えるのだから、お掃除用に使わせて!」

こんな感覚でアベノマスクの配布を希望された方たちは、きっと司禄星がキラキラ輝いた陽転した人達なのだろうなあと思いました。再利用法には派手さはありませんし、生活に密着した地味な方法ばかりです。しかもアベノマスクは無料で配布されるものですから、無料でもらえてさらに生活に活用できるなんて、一石二鳥!堅実にお金を貯めたい司禄星さんたちにはぴったりですよね。このように堅実なやり方でしっかりと生きていく司禄星陽転者さんたちは、信用を得ていくわけです。

司禄星はコツコツと一歩ずつ積み上げて伸ばしていこうとする星です。一つ一つの経験を積み重ねることによって信用を得て人生を成功させる星ですので、時間がかかるため大器晩成型です。司禄星が中心にある方、人体図に幾つもある方は、経験をじっくり積み重ねて堅実に生きてください。

司禄星は愛情は常に内に向かう為、身内と感じる人たちにはたくさんの愛情を注ぎます。私の算命学の師匠である創喜先生も司禄星の方で、塾生を非常にかわいがってくださっていました。陰転している司禄星はお金にも愛情にもケチですが、陽転している方は身内に惜しみなく施してくださいます。

アベノマスクは『世紀の愚策』とまで言われていますが、結果的に在庫が出来てしまっただけで、あの当時は誰もが予想もつかなかった事態だったわけですから、足りないよりは余剰があってよかったのではないかと個人的には思います。

「欲しい!」という人たちが現れ、再利用されることとなったアベノマスクですが、今度は配送料に10億円という試算がでており、しばらく巷を騒がせ、議論されそうな感じですね。

当時の元安倍首相の後天運は、年運「庚子」に対して、命式の年柱が天剋地沖、日柱が大半会という矛盾が回ってきていました。その時の政策ですからね。評価されたり、一気に振り出しに戻ったり、なんだかよくわからない結果になるんではないでしょうか。

どのようになるか、皆さんで見守っていきましょう。

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