辰巳天中殺グループは精神世界が虚になるため、精神的なものの形成が苦手であり、配慮下手というところがあります。超現実主義者であるため結果が全てであり、その結果も現実的利益になるかどうかで判断するため、達成感というような感情世界とは無縁なのが特徴です。
感情より、お金、モノという現実にこだわる傾向があり、現実に起こる体験からでしか心を形成することができません。本やアニメ、ドラマなどから心を育てることはできませんから、子育てには少し工夫が必要になってきます。相手に立場に立って想像力を働かせることは苦手ですから、何度も何度も言葉で説明してもわかってもらえないこともあります。現実に自分がその立場に置かれないとわからないのです。
知床遊覧船事故を起こした社長が辰巳天中殺の方でしたね。家系をはみ出す天中殺グループであるのに、家業の大きな事業を継いでしまいました。そのまま陶芸の道で人生を歩んでいればこんなことにはならなかったでしょう。また、金儲けを優先する傾向にある経営の仕方だったようで、辰巳天中殺らしいなあと思いました。
辰巳天中殺さんには心を求めてはいけません。相手の立場に立って想像力を働かせることが難しいのですから、知床遊覧船事故を起こした社長にそれを求めても期待するような言葉や返答は得られないと思います。きっと現実的な解決方法（お金）という形で表すことが、自分の思う最善策だと思っていることでしょう。
辰巳天中殺グループとは違いますが、別の意味で想像力の欠如する人達というのがいます。陰転した最身強、身強、天将星をもつ人たちです。この人たちは現実の世界で苦労することによって心が磨かれ、人の重荷も背負って生きる生き方で、自分の高エネルギーを消化していく人達なのですが、陰転（現実世界で苦労していない＝親などに甘やかされている、いつも誰かに助けてもらっているなど）していると、生き方が受け身で主体性のない生き方をしています。指示待ちで言われたことしかできず、想像力が働かないため人を気遣うことすらしません。確実に中年になってから、大変な人生になることでしょう。
他人（親とか）にお世話をされ、自立したことがなく、自分から人の世話（例えば親の介護や結婚して夫、子供の世話等）をしたことがない人というのは、相手のパワーを奪うので、一緒にいたくない人たちです。自分がいつも世話をされる側で、する側に回ったことがないので、想像ができないのだと思います。身弱さんであれば相手のパワーを奪うほどにはならなのですが、最身強さんであればパワーを奪われてしまい疲弊してしまうというのが私の個人的感想です。
辰巳天中殺さん、身強、天将星さんは現実的な苦労をたくさんしましょう！
