六十花甲子の解説が己亥まできました。昨年は辰巳天中殺であり、日柱「己亥」の方にとっては、年運天中殺、そして西方天剋地沖の1年となりました。(日干土性の方は必ず天中殺と対沖が同時に廻ります)昨年は日柱己亥の方の話題に事欠かなく、現総理の高市早苗氏も日柱己亥であることは、周知の事実です。
そして、皆さまそろそろお忘れかな?と思うのですが、大谷翔平選手の元専属通訳のあの方”水原一平”氏も日柱が己亥の方でした。昨年、裁判で禁錮4年9カ月の判決が出ました。彼の鑑定をされている方も沢山おられるでしょうが、私はもう少し別の角度で鑑定してみたいと思い、今更ですが鑑定解説してみたいと思います。
ポイントは、以下の3つです。
- 外次元による分身律
この占技は原典算命学体系4巻に解説が出てきます。 - 外天中殺
陰道占技想定法10番占技 - 終結占技
この占技は流体占技に含まれるもので、原典算命学体系11巻に解説が出てきます。
水原一平氏 1984年12月31日生まれ 辰巳天中殺
●陰占/異常干支あり己亥
生日中殺
水性地支一気格
天干連珠格(天干干合ありのため破格)
冲禄格
偏財格
準方三位水局
財旺身弱
| 日柱 36 | 月柱 13 | 年柱 1 |
| 己(土) | 丙(火) | 甲(木) |
| 亥(水) | 子(水) | 子(水) |
木:1 火:1 土:1 金:0 水:3
●陽占/地財局
循環法/始星–禄存星 帰星–玉堂星
最身弱
| 牽牛星 | 天馳星 | |
| 司禄星 | 禄存星 | 禄存星 |
| 天報星 | 玉堂星 | 天馳星 |
●大運/2歳運
| 西暦 | 年齢 | 干支 | 十大主星 | 十二大従星 | |
| 1986 | 2 | 丁丑 | 龍高星 | 天庫星 | |
| 1996 | 12 | 戊寅 | 石門星 | 天極星 | |
| 2006 | 22 | 己卯 | 貫索星 | 天胡星 | |
| 2016 | 32 | 庚辰 | 調舒星 | 天堂星 | 大運天中殺 |
| 2026 | 42 | 辛巳 | 鳳閣星 | 天将星 | 大運天中殺 /変剋律 |
| 2036 | 52 | 壬午 | 司禄星 | 天禄星 | 変剋律 |
| 2046 | 62 | 癸未 | 禄存星 | 天南星 | |
| 2056 | 72 | 甲申 | 牽牛星 | 天恍星 |
<略歴>
2012年 壬辰 27歳 通訳業を始める(日本ハムの通訳)
2017年 丁酉 32歳 大谷氏の専属通訳に抜擢
2018年 戊戌 33歳 結婚(5年交際した日本人女性がお相手)
2021年 辛丑 36歳 経済苦によりギャンブルを始める
2023年 癸卯 38歳 大谷氏から26億円を盗む
2024年 甲辰 39歳 事件発覚
2025年 乙巳 40歳 判決下る
大谷氏との関係がどのようなものだったか、そして当時の水原氏の心境を綴ったものが公開されています。減刑を求め、ジョン・ホルコム判事に水原氏が送った手紙です。参考までに鑑定解説を見ながら、こちらも読んでみてください。
(ドジャースのサイトに掲載されており、全文英語ですが、翻訳機能を使えば日本語でも読めます。)
ざっと公開で解説できる分だけを算命学解説をしますと、水原氏は冬の田畑の命式です。かなり水の多い泥土の田畑です。田畑は作物を育てることが役目です。年干に樹木の甲があります。作物を育てるのは太陽も必要で、月干に太陽の丙があります。水原氏の命式は欲しいものが天干に出ています。つまり守護神が出ている命式です。地支が水性一気格で水浸しのため、樹木の根が腐ってしまわないか心配です。太陽の力で少しでも凍土を溶かし、水はけをよくしてくれれば良いのですが、冬の太陽は弱いため、そこまでの力はなさそうです。
甲木は田畑の己である水原氏にとっては役目を与えてくれる存在です。田畑ですから、作物がなければただの泥土になってしまい、役目を持たない役立たずの命式になってしまいます。幸いにも甲=牽牛星という役目を与えられています。しかし、この甲は日干と干合してしまうこともあり(結婚すると干合する)、甲→戊(土性)に変化します。戊の下は子(水)、地支は子、子、亥の水浸し。脚下崩落です。甲は水原氏にとってありがたいものではありますが、干合して変化させられたり、変化すると足下が崩れる現象となってしまいます。つまり、役目を果たそう思っても、うまく果たすことができない、和合(戊=石門星)が生まれても、和が保てず、崩れ落ちてしまうような現象で、非常に不安定です。実際に水原氏の手紙を読みますと、妻のためにという想いが強く感じられ、妻のためにと動けば動くほど、もがけばもがくほど、本来の役目を果たせず、泥沼に入ってしまったようなそんな印象を受けました。
そして一番重要な存在である丙火。こちらも後天運で辛が廻ってくると干合され、丙火→壬水へと変化します。つまり、水が多い命式に、更に水が加わってしまい、大洪水となるのです。
水の多さが、この命式の弱点となり、いかにコントロールしていけるかが、ポイントとなりそうです。
日干己からみますと、水とは財の星、禄存星、司禄星です。地支から見ますと、癸(禄存星)からは亥の天将星、壬(司禄星)からは子の天将星がでます。つまり、水原氏の命式は財旺の命式です。しかし彼は最身弱。このような命式を財旺身弱と呼びます。財に振り回されて、上手に使えない、お金に飲み込まれてしまうということです。また水原氏は冲禄格や偏財格というお金に関する格を持っています。要は財運に恵まれるという格です。ただ、運が崩れる時というのがありまして、偏財格は後天運で、貫索星・石門星が廻るとき、運が下がり、身弱の人は、後天運で龍高星・玉堂星が廻ると、運気が上昇します。(身弱は周囲や環境の後押しを受けて財運を上げる。身強であれば後天運で鳳閣星・調舒星が廻るとき、運が上昇します。自ら伝達したり、吐き出すことで財運を上げる)現在の水原氏の大運は「庚辰」の調舒星大運。水原氏はこの大運で通訳という伝達のお仕事で財運を上げたのでしょうが、水原氏は最身弱です。はたからみると適職に見えた大谷氏の専属通訳というこのお仕事も、実は本人からすると相当負担が大きかったのかもしれません。(手紙を読むとそれがよくわかります。)
通訳というお仕事を始めたのも、2012年、年運の天中殺でした。壬という司禄星=蓄財の星の天中殺。その仕事を始めたことにより、蓄財に関しては思い通りにならない、不自然になるという気がずっと付いて回ります。年運天中殺では隠し事がばれますから、12年後の2024年、年運天中殺でお金を使い込んでいたことが発覚してしまいます。
大運の初旬にも注目したいと思います。水原氏の大運の初旬は丁丑。後天運で地支に丑がくることで水原氏の命式とは亥子丑の方三位水局が成立します。とにかく水に縁が強い命式の水原氏。方三位というのは既存のものが横に広がり、一体となる位相法です。半会や大半会のように異次元に融合する、広がるものではありません。初旬、つまり子供の頃の現実の立地である地支が横に広がり、一体化するということは、その場所を離れてはいけません。水原氏は6歳の頃にアメリカに家族で移住したそうですが、これでは水原氏の命式と矛盾してしまいます。初旬に龍高星が廻っていますので、海外との縁があることは不思議ではありませんが、地支(現実)は生まれ育った場所(国内)で家族、家系と一体化する位相法です。
水原氏の命式は、このように鑑定していけばいくほど、色んなことが見えてきます。公開鑑定はここまでにします。ご興味がありましたら、続きはnote有料版にてお読みください。後日アップします。
