今回の算命学と歴史ミステリー ⑥では、候補4を検証し、結論まで導きます。
★候補4-1) 1644年6月13日—丙申
日 | 月 | 年 |
丙 | 庚 | 甲 |
申 | 午 | 申 |
戊 | 己 | 戊 |
龍高 | 天胡 | |
鳳閣 | 調舒 | 鳳閣 |
天胡 | 禄存 | 天将 |
<命式の特徴>
・全柱陽干支
・推逆局
・才能:北天運の龍高星
・六十花甲子:純粋な精神を持ち、品性を保ちながら風流な心に富、文学、詩歌、絵画などに才能を発揮する。
判定:この日に生まれた可能性あり。
★候補4-2) 1644年6月23日—丙午
日 | 月 | 年 |
丙 | 庚 | 甲 |
午 | 午 | 申 |
己 | 己 | 庚 |
龍高 | 天胡 | |
石門 | 石門 | 禄存 |
天将 | 禄存 | 天将 |
<命式の特徴>
・午午の自刑
・全柱陽干支
・曲財局
・破財局
・才能:西天運の禄存星
・六十花甲子:大人しく見えるが、強烈な個性を持っている。
肉親の犠牲で自分の人生が好転する。運の上下が激しい。
判定:この日生まれとは考えにくい。
数回にわたって候補になる生まれ日を検証してきましたが、
以上のように、生年月日の候補は、
1644年6月13日
と
1644年12月10日
の2日に絞られました。
しかしながら、これはあくまでも私の『松尾芭蕉感』によるものですから、
彼の生前の活躍について、詳しく分析する必要があります。
また、算命学では、数理法の点数(エネルギー)の大きい方角に魅かれるという理論があります。
松尾芭蕉はご承知のように
『奥の細道』という東北地方(北方)を旅して名を馳せたのですから、
北方のエネルギーが高い人と考えられます。
そこで、数理法を出してみますと、
1644年12月10日生れの人の数理法は、
北方(75)>西方(48)>中央(22)=南方(22)>東方(9)となります。
1644年6月13日生れの人の数理法は、
西方(87)>中央(65)>南方(45)>北方(42)>東方(4)となります。
結論、松尾芭蕉の生まれた日は、
1644年12月10日と推測しました。
『算命学と歴史ミステリー』 終わり