宗教、スピリチュアル、占い詐欺のニュースというのは、いつの時代も後を絶たないのですが、インターネットが発達してきた現代は、より身近に起きるようになったと思うこの頃です。
〇〇教会の解散、ふわっち配信者の殺害事件、頂き女子Rちゃん事件、漫画家H田ブリトニー氏がスピリチュアルに騙されたというこれらのニュース、そして算命学を勉強し、その学校の所属鑑定士になったら、その代表の信奉するスピリチュアルなサロンへの強制入会という衝撃的な内容を聞いて、私見を述べたいと思います。
キーワードは信者ビジネス。
誰しも生きていれば悩みがあり、誰かに相談したい、聞いてもらいたいということがあるでしょう。それを家族や親しい人に聞いてもらえれば一番良いのですが、人に言えないような悩みや相談できる相手がいないということもあるでしょう。
そんな時にふと出会うのが、宗教、スピリチュアル、占いです。
最初の入り口は相談したいという軽い気持ちだったと思います。そして心が軽くなり、傾倒していくようになると、良からぬ人、団体はその心の弱みにどんどん付け込み、相談者は言われるがままお金を吸い取られていくようになるのだと思います。弱っているときは判断力が鈍くなっています。本人は気づかないうちに洗脳されていってしまうのでしょう。
その思想、メソッドに強く洗脳されていくと、相談者は信者になり、教祖に依存してくようになります。お金を貸してと言われてしまえば、貸してしまうのでしょう。
頂き女子Rちゃんの手口はまさにその手法を用いていますが、Rちゃんは必ず相手を選んでいましたよね。「No!」と言えないような人間を選んでいます。
ふわっちの配信者は自分のファン(信者)から投げ銭をもらい、収入を得ていました。そして信者からお金を借り、あのような痛ましい事件となってしまいました。
信者から借用書もなしにクラファンのように借金をしているステージパフォーマンス・スピリチュアル集団(踊ると幸せになれるらしい)がいますが、ふわっち配信者殺害事件から学んで欲しいと思います。驚いたことにそのステージパフォーマンス・スピリチュアル集団は会社組織にしています。会社組織が運営資金に困っているなら、まずは銀行から融資を受けるのが一般常識です。会社組織が信者、ファンという個人から投げ銭をもらって運営資金を借金するやり方(しかも借用書なしに!)に違和感をおぼえ、その組織の社会的信用を疑うのは、私だけではないはずです。
〇〇教会に解散命令が出されました。被害者がたくさんいるのですからもっと早くに解散命令が出されてもおかしくない教団でした。
自分を教祖に見立て、信者から大金を巻き上げる信者ビジネスは、いつの時代も無くならない社会問題です。
そして本題の「算命学をどこで学ぶのか?」に入りたいと思うのですが、王道はTかSの二大学校のうちのどちらかです。算命学を真摯に追求している学校です。
独学ができるのならDです。
(ここはテキストが本当に素晴らしい。)
個人が運営する学校や塾は、代表・先生をよく見極める必要があります。個々で考え方、価値観は異なりますから、その先生や学校の方針に賛同し、相性も合うのであればそこで学ぶのが良いと思います。
しかし私が今日、ここで一番伝えたいことは、代表や先生、学校が算命学ではない何か特定の宗教やスピリチュアル思想に傾倒していて、サロンへの入会やその宗教や思想の植え付けを強制させるようなところは要注意だということです。
(サロンという名だけではなく、コンサル、セミナー、セッション、コミュニティ、セラピー、合宿というあらゆる名目で勧誘してきます。)
本人もその宗教や思想に賛同していて参加することはもちろん、何の問題もありません。問題は、入学して勉強し、その学校の所属鑑定士までになってみて始めて、自身が全く賛同していないにも関わらず、そのような活動に強制させられるという事実です。(そんなところがあると聞きました。)
せっかく信じて勉強をしてきて鑑定士にまでなったのに、一切賛同をしていない思想を強制的に植え付けられ、その活動へのお金を支払いながら、鑑定士の仕事を受けるために辞められない状況に置かれるなんて、トラウマ級の地獄だと思います。
算命学を入り口にして、学習者に対してこのようなことをしているところは実際にあります。これから算命学をどこで学ぼうかを考えている皆さんは、本当に気を付けてください。
(もちろん、鑑定依頼をする方もこのようなところに依頼しないよう気を付けてください。)
算命学という人類の叡智であるこの学問を多くの人に知っていただきたいと思うと共に、せっかく学ぼうと思ってくださる方の中に、一人でも悲しんだり、後悔する人がでないようにと思い、注意喚起のためにこの記事を書いています。