少し早いですが、12月に入ったため今年を振り返ってみたいと思います。私の今年は変転変化の一年でした。人生で5本の指に入るほどの変化の一年、怒涛の忙しい一年でした。そしてそれに伴い、やっと自分の天中殺通りの人生に近づきました。ほっとしたのと同時に達成感もあります。陰転気味だった人生が、今後は少しでも陽転してくれることを願っています。
私の算命学の師匠の創喜先生が亡くなり、12月で5年がたちました。5年とは早いものです。先生が亡くなってから時を間もなくして、コロナ禍に入り、一緒に勉強していた塾生たちと交流することもなくなり、私自身も算命学から離れてしまいました。
しかし今年に入り、元塾生(関西メンバー)だった人たちとの交流が再開し、勉強会が始まりました。メンバーの一人のご厚意により、原典算命学大系の全巻を一緒に読む勉強会でした。原典算命学大系自体が国会図書館にしか蔵書がなく、また入手困難で、入手するにも非常に高額な書物であるため、ご厚意でこの本について勉強させていただけたことに大変感謝している次第です。
そして新たに今月12月より勉強会を始動させ、原典算命学大系で学んだ知識を元に、サンプル鑑定などを行い、さらなる算命学鑑定の技術向上を目指して皆さんで頑張ることになりました。今年は算命学の勉強においては非常に有意義な一年となりました。
算命学は哲学、思想学であることをあらためて感じさせられました。長年算命学を勉強してきて、算命学は単なる占いではないことには気づいていましたし、自分の中でも算命学をどう人生に活かしていくべきなのかの答えも出ていました。しかし、それが正しいのかどうかは定かではなかったのですが、今年、原典算命学大系を通して皆さんと勉強をしたところ、自分が出していた答えと同じものを見出せたため、やっと答え合わせができました。
人が生きるための指針、人は人生の軸にそれを持ち、知っているのといないのとでは全然違うと思います。生きづらかった私の人生がまた開けてきたように感じました。
算命学に出会っていなければ、私は行き詰っていたかもしれません。創喜先生に出会って、算命学を勉強できたこと、そしてそのつながりで、一緒に学べる友を得たことは私にとって宝です。
本日は創喜先生の命日です。今は亡き創喜先生を偲んで、少し回顧してみたいと思います。
1億総鑑定人を目指して、算命学の普及活動されてきた創喜先生。お金儲けに興味が無く、テキストも破格の値段で販売していました。鑑定料についても
「無料はだめだよ。自分が時間を費やして鑑定した時間の分はちゃんともらいないさい。適正な値段でね。」と。
ぼったくって高額にするのもだめだとも言っていました。(笑)
また「僕のテキストを使って教室を開きなさい。テキスト代なんていらないから。テキストを売るだけというのはだめだけど、テキストを使って人に教えて、算命学を広めるのはいいよ。」
「女性が生きづらい世の中だから、算命学を勉強して、鑑定や講習ができるようになって、少しでもお金を得ることができなたら、お金にしばられて仕事をすることも、窮屈な結婚生活を維持することもなく、少しは自由を手に入れられるでしょ?」とも。
算命学を勉強しにくる方は女性が多く、しかも悩み多き方が来られます。そんな女性の助けになりたいという先生の愛情はいつもひしひしと感じていました。だから先生は生徒さんたちにとても慕われていました。
創喜先生の魂の入った創喜塾は、先生が亡くなったのと同時にこの世から消えてしまいましたね。先生の意志や信念とは異なる別物になってしまったことは天国から先生は既にご存じですよね?
けれども、先生の教え子の中には、先生がご存命だったころの意志を引き継いだ、先生の魂を忘れない生徒もちゃんと残っています。先生、天国から安心して見守っていてください。
「算命学は不幸にならないためのもの。自分で命式をみれるようにして不幸にならないように回避するんだよ。」
そう仰ってましたね。
今でも先生の茶目っ気あるあの笑顔が忘れられません。
※算命学は引き寄せやスピリチュアルではありません。