ちょうど、トヨタ自動車の記事を作成中に
タイムリーにもトヨタ自動車の決算が発表され、今期の予想も発表されました。
予想通りというか・・・
今後のトヨタ自動車、日本経済を見る上での参考になればと思います。
2020年4月から働き方改革関連法案の目玉である「同一労働同一賃金」が
大企業で一斉に施工されました。(中小企業は2021年4月から)
時期を同じくしてコロナウィルスの蔓延により、
日本人の働き方が、従来のオフィスワークからテレワークに代わるなど、
その様相が更に一変したように思います。
コロナウィルスが沈静化したのちは、個人の働き方が見直され、
どんどん合理化されていくことと思います。
トヨタ自動車の社長が「終身雇用を守っていくのは難しい」と発言したのは、
ちょうど一年前のことです。
日本の終身雇用制度崩壊の幕開けだったといっても過言ではないでしょう。
薄々と感じていたものの、あの日本の経済界をけん引するトヨタ自動車の社長が明言したことに
私は強い驚きを覚えました。
アフターコロナ時代、より一層IoT化が進み、終身雇用の崩壊、
働き方の制度改革と新しい雇用のあり方が到来し、経済の在り方も変化するでしょう。
さて、コロナの影響でたくさんの企業の業績が悪化している中、
中国依存度が高いこの自動車業界も例外ではありません。
自動車業界が低迷すれば、部品を供給しているメーカーや関連企業も大打撃を受けます。
自動車業界はもとより、
①電気自動車
②自動運転システム
への移行を見据えて、転換を図っていました。
電気自動車が自動運転で動く社会になれば、街に無人の自動運転車が往来し、
例えば定額のサービス料を支払って個人が必要な時に車を利用するようなシステムになり、
個人が車を所有する必要がなくなるのではないでしょうか。
そうなると車の生産台数も減るわけですから、
トヨタ自動車としては、企業が生き抜くために
新しい社会を見据えた形を提案しなければなりません。
今年の2020年1月、アメリカのラスベガスで行われた「CES 2020」にて、
トヨタ現社長である豊田章男氏は「コネクティッド・シティ」プロジェクトを発表しました。
あらゆるものがサービスとつながる(インターネットで全てがつながる)都市で、
2020年末に閉鎖予定の静岡県にある工場の跡地に作られるとのことです。
その名も「Woven City」。
トヨタは一から街づくりをすることで新しい社会を提案し、
インフラを提供するモビリティーカンパニーになると言っているのです。
コロナショック後、トヨタが見せてくれる新しい日本経済の在り方に注目しているのですが、
やはり、算命学に興味のあるみなさんは、命式を見たくなりませんか?
存命中の方々なので、詳しくは説明しませんが、軽く見てみたいと思います。
1.トヨタ自動車社長 豊田章男氏 1956年5月3日 63歳 戌亥天中殺
日 | 月 | 年 |
庚 | 壬 | 丙 |
午 | 辰 | 申 |
丁 | 戊 | 庚 |
7 | 29 | 33 |
車騎星 | 天禄星 | |
牽牛星 | 龍高星 | 貫索星 |
天恍星 | 鳳閣星 | 天印星 |
豊田章男氏は言わずと知れた豊田家の子孫で、トヨタ自動車の現社長。
ですが、宿命は家系からはみだす戌亥天中殺。大きな矛盾はここですよね。
本来は家系を継がず、初代運として人生を歩むことが宿命通りです。
Wikiを見ると、当初はアメリカの投資銀行で働き、豊田姓を受け入れられなかったが、
その後受け入れる覚悟を決め、トヨタ自動車に入社したとの記載があります。
やはり、家系を継ぐことに葛藤があったと思われます。
豊田氏の命式は家系から生じられています。
自分が家系から離れても何らかの形で家系が追いかけてくるのです。
また、月支に父がいることから、豊田章男氏の家系の流れは豊田家にあるので、なおさらです。
社長就任時期は、2009年の大運天中殺中(戊戌)です。
そして現在も目下大運天中殺中(己亥)。大運天中殺とは虚の時期です。
社長業のような現実に事を動かすには不向きな時期です。
そして、そもそも戌亥天中殺グループの人は現実が虚になっている人達です。
地位(現実)が虚になるため、戌亥天中殺の人に地位を与えるときは要注意と言われています。
地位に中庸が保てないのです。地位から逃げ出すか、地位を笠に着るかどちらかになりがちです。
最近では「裸の王様」、「独裁」との声もあがっている豊田章男氏。
算命学を知っている人なら納得といったところではないでしょうか?
そんな豊田氏、今年は西方納音がまわってきています。
これだけの大企業の社長ですから、何かはあると踏んでいました。
今までの蓄積を破壊し、終わらせ、新しいことが始まる年です。
今までのトヨタから脱却し、「コネクティッド・シティ」プロジェクトをスタート、
取締役の入れ替えなど、まさしく納音らしいと感じました。
また、今期の営業益が8割減との発表もしましたが、
180度全く異なる現象を呈すことになるのも納音の年です。
「あのトヨタがまさか!」
そんなまさかが起きる年でもあります。
2.ビャルケ・インゲルス氏 1974年10月2日 45歳 申酉天中殺 /生月、生日中殺有
日 | 月 | 年 |
丙 | 癸 | 甲 |
子 | 酉 | 寅 |
癸 | 辛 | 甲 |
13 | 10 | 51 |
龍高星 | 天貴星 | |
牽牛星 | 司禄星 | 龍高星 |
天報星 | 牽牛星 | 天極星 |
「コネクティッド・シティ」プロジェクトの都市設計を担当するデンマーク出身の建築家。
彼の日柱「丙子」と豊田氏の年柱「丙申」が大半会です。
豊田氏の仕事を大いに盛り上げてくれる人。
ですが、互いの日柱「丙子」「庚午」が天剋地沖。
精神も現実も大きく壊す関係です。
大きくスタートは盛り上げ、大きく結果を壊す関係。矛盾です。
なぜ、パートナーにこんな関係性の方を選んでしまったのでしょうか?
必然でしょうか。
「コネクティッド・シティ」プロジェクト、今後どうなるのか要観察ですね。
3.NTT社長 澤田純氏 1955年7月30日 64歳 午未天中殺/生年・生月・生日中殺有
日 | 月 | 年 |
壬 | 癸 | 乙 |
辰 | 未 | 未 |
戊 | 己 | 己 |
29 | 20 | 32 |
調舒星 | 天印星 | |
車騎星 | 牽牛星 | 牽牛星 |
天庫星 | 石門星 | 天印星 |
2020年3月、スマートシティ構想のためにトヨタ自動車はNTTと資本提携をしました。
澤田氏は午未天中殺で、生年、生月、生日中殺と3つも宿命中殺をもっています。
なかなかこのような方はいません。
頼れるものが少ないので、人生を受け身で生きていく必要があります。
ただ、澤田氏はエネルギー値が275と大変高いので、
「受け身で過ごしてください」といっても難しそうです。
社長就任時期は2018年。大運は丁丑。東方対沖、中央が天剋地沖。
年運は戊戌ですから、このときの西方は天剋地沖。
NTT内部に壊すことがあるからこのような時期に社長に就任したのでしょうね。
日本を代表する大企業の社長の就任がこのような時期とは、命式をみて驚きました。
トヨタ自動車の社運をかけた新たなプロジェクト、豊田氏は凄い方とタッグを組んでいますね。
これも必然なんでしょうね。
なぜなら、豊田氏の月柱「壬辰」と澤田氏の日柱「壬辰」が律音しています。
澤田氏は豊田氏の夢、未来に共感しています。
今後のトヨタ自動車、新構想に注目です。