天中殺の構造

天中殺解説

人間は、時間と空間の記号で表されます。
その組み合わせは、下記のようになります。

空間軸
時間軸

上記でわかるように、空間軸(干)が10個で、
時間軸(支)が12個なので、
空間を表す干が2個足りません。
時間はあっても、空間がない状態になっているのです。
しかし、空間がないとは言っても、
人間は肉体という空間をもって生きているわけですから、
空間が存在しないということは、理屈に合いません。
そのため、空間の記号を詰めて、時間軸の上に組み合わせていくことになります。

空間軸
時間軸

このようにすれば、全ての時間軸の上に空間が組み合わさることになりますが、
本来『戌』と『亥』の上に重なる空間はなかったので、
仮の空間を重ねただけとなります。
この仮の空間範囲を持つ『時間範囲(軸)』を、
空間(天中)が無い(殺される)範囲として、『天中殺』と名付けたのです。

天中殺範囲は、時間軸の一回り、
すなわち子~亥に12分割された時間を一つの単位として、
そのグループ内で空間と不自然な融合関係(組み合わせ)
にある時間範囲を定めたもので、
一般に言われているような不吉な時期、悪いことが起こる時期ではありません。
言うならば、人生の休息時期、
あるいは深呼吸(息を吸う)の時期とでも考えておけば良いでしょう。
天中殺は、自分の周りの空間が消えている時間(時期)ということを理解しておけば、
その時期を楽に超えることも、その時期を利用して人生の突破口を開くことも
可能です。


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深呼吸~~~

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