六十花甲子　第四番「丁卯」

　人との関わりの中で、自分だけの考え方や感じ方を大事にして独立した雰囲気を持つ人が「丁卯」。

　奉仕精神がしっかりある優しい人なのですが、周りの雰囲気や人の感情を感じすぎてしまうところがあり、その鋭さが時に “考えすぎ”や“疑いの気持ち”に変わってしまいがちです。
本当は清らかな心を持っているのに、少し濁って見えてしまう瞬間がある…そんなイメージです。丁卯は家族や友人などの周囲の人間性が深く反映されますので、良い環境に身を置きましょう。

　丁卯の内側には “無限の精神エネルギー” があって、同時に形ある理想を求めてしまい、そこでちょっと葛藤が生まれます。しかしこのギャップこそが、発明・発見・新しいアイデアなど創造の世界で花開く原動力になります。

 　丁卯は自分がどんな人間か、本当の自分らしさに気づくまで時間がかかるタイプで、さらにそれを行動や成果として形にするには、もっと時間が必要になるのですが、その欠点を知性や思いやりの心を持って芸術や学問を通して表すことでうまくいきます。